不調のNS。原因は…
先日のツーリングで一気に不調になったうちのNS。今日は不調の原因を探る整備をしました。
先ずは整備をする以前に、今うちのNSに足りないものがあります。
それは…
<キックアーム>
先日のツーリングで落としてしまい、押しがけ仕様となっていたのですが、親切なフォロワーさんから譲っていただきました。
無事に付いたんですけれど、やっぱ路上に鉄の塊を落としておくのは危ないと判断したため、今朝方落としたと思われる付近に駄目元でキックアームを探しに行って来ました。
結果は…
ありました!
反対車線側の中央分離帯のところに落ちてました。
キックアームが戻ってきたので、早速取り付けて不調の原因探りの整備にうつります。
現在の症状としては、
・2番シリンダー側からオイルが滝のように出てくる
・2番シリンダーが点火したりしなかったり
・エンジンストール
・異常なほどガソリンが減る
・2番シリンダーが点火するのは6000 r.p.m以上の時だけ
という状態です。
ネットで検索などから考えられた原因は
・クランクのシール抜け
・キャブのオーバーフロー
・電気系統の故障
・フューエルコックの故障
です。
この中でもクランクのシール抜けはエンジン載せ替えになるので、ビクビクしながら不調を探りました。
先ずはフューエルコックの確認をしました。
コックをオフにしても出続けるとダメだみたいなことがネットに書いてあったので、タンクを外して確認。
結果は壊れてませんでした。
次に部品を手に入れなくてもできる、キャブのオーバーフローの確認をしました。
オーバーフローやシール抜けををしてると、2番シリンダーのチャンバーにガソリンが溜まってるらしいので、先ずはチャンバーを外してみると…!
めっちゃ溜まってました(-_-;)
サイレンサーから出てたのはオイルだけでなくてガソリンも出てたみたいですね…
廃油処理をし、キャブを外してみると、1番シリンダー側の油面の高さが低すぎることがわかりました。
本来ならば、手で軽く押すと微妙にバウンドするはずなのですが、フロートがキャブに接地してしまっていました。
なので油面調整を行いました。
ネットで調整のやり方を調べても、調整箇所はわかっても、どうやって曲がるかがわからなかったので、とりあえず指で調整しました。
純正の指定の高さは13 mmだったのですが、私は不器用なので12.5 mmにもってくのが精一杯でした(^_^;)
2番シリンダー側のフロートをいじったので、1番シリンダー側も同じく高さを調節しました。
調節が終わり、フロートチャンバーを付けようとすると、ポロン…
2番シリンダー側のMJが落ちてきました( ̄▽ ̄;)
もしかしてだけれど、フロートの高さがおかしくなったり、ガソリンが異様に減ってたのってこれのせいなんじゃ…
今度はMJをしっかりと締め込み、キャブを載せてエンジンをかけてみると、案の定NSが調子を取り戻しました(ー ー;)
今回の不調の最大の原因は、
<キャブ内でMJが抜け落ちた>
ことですね。
そもそもの根本的な原因は、以前に私がMJ交換をした時にしっかりと締め込まなかったことでしょう。
整備は楽しいけれども、確実に行わないと痛い目にあうということですね( ̄▽ ̄;)
今度からはもっと確認しながら整備を行っていこうという良い教訓になりました。
とりあえずNSが復活して本当に良かったです。
あとシール抜けでなくて本当に良かった…